三波石の事実を知ろう!
三波川変成帯
緑色片岩で 青く見える川 |
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↑左:三波石峡 下流域 |
↑右:四国 吉野川支流 |
三波石峡は江戸時代からも景勝地と知られ、旅人相手の案内を生業にしていた村人もいたと云われて居ます。
三波石の学名は、三波石変成岩と云います。又、三波川結晶片岩や
緑色片岩とも云う。
この変成岩は、日本の国土を縦断する中央構造線の南側に沿って帯状に分布しています。総延長 約1,000km。その帯状を三波川変成帯と云います。三波石は石英を含み青緑色・白色・黄緑色等の波紋様を示し、見事な庭石として重宝されていると云われています。
尚、この様な三波石と同一の岩石が遥か遠い西国・四国山渓にも見られ、阿波青石・伊予青石など三波石と並ぶ青石の本場のものと云われています。
これらの岩石も三波川変成帯が西や西南と長距離に伸び、更には四国山脈を東西に縦断する三波川変成帯の三波川結晶片岩である。
何万年
何万年と云う川の水の流れが作り上げた、芸術です。昔の石屋さんはこれを『ぎょくもん』と言いました。
硬い所は残り、柔らかな所は削られ、大きな川の激流の鍛えし、業物(わざもの)です。
この様に滑らかな石は、黒く汚れてきてもご安心ください。雨の日に水道の水とタワシで洗うと、又奇麗に復活します。