神流川、大問題、勃発？三波石と渓谷の神流川

昭和35年頃

三波石峡より十数km上流、坂原、琴平山（こんぴらやま）付近、谷は険しく深い良くまぁ～こんな所から...　
正に虎穴に入らずんば、見事な石は得られない...
この頃から山の所々に、国の『ダム建設想定』の調査や工事が始りました。

昭和33年頃からでしょうか、神流川にダムが出来る、出来ない、の言葉を耳にする様に成りました。
ダムってなんだろう？の人も多かったでしょう。ダムの意味を知ると又、厄介です。
そんなダムが破れたら？今、住んでる所は？の感じです。

神流川から石を上げて商売している庭石屋さんにとって、ダムが出来ると云う事は正に悪夢そのものでした。
ダムが出来れば、庭石の確保の問題に直面します。もう石屋さんは廃業なのかも？周囲一般はそう思った人も多いでしょう。


↑三波扇屋石	↑三波赤虎


琴平山付近から上がった紫色の入った三波、青真石（あおまいし）	緑色片岩＝三波石、三波青石又は、本三波本三波（ホンサンバ）が一番良い響です。緑色片岩は三波石峡の数Kｍ下流から上流は坂原、琴平山周辺にかけて上がりました。

琴平山付近から上がった、最高品の青真石です。
先代はこの様に川擦れの良い真石を『雨ふり』と言いました。
『雨ふり』など石の心を大事にした先代のネーミングが、大いにお客様に受けた様でした。